10月1日、2日に梅田北ヤード(梅田貨物駅跡地)通称うめきたで行われた
「うめきた楽市楽座」というイベントに、
OCTの有志で木製ステージの設置とブース出展をしてきました。
このイベントは、うめきた周辺の一般市民の有志が資金0から立ち上げた、
すべてが市民の手によるイベントであり、
うめきた2期開発区域暫定利用のトップバッターの記念すべきイベントです。
これから、開発されていくうめきたに、関心のある、
個人さんや企業・学校などが様々な形で協力し合ってできたイベントでした。
そんな中で、同じ北区にある学校としてOCTも一肌脱いできました。
前日の30日はお天気が心配でしたが、なんとか曇り空の中ステージの設置作業です。
広大な敷地の中に、主催者と一緒に位置を決め、一気に組立です。
与えられた時間が3時間半しかなかったため、
事前に学校で段取りの予行練習をしていたので、
我々教員が指示しなくとも学生たちが自主的に動き、その動きもスムーズ!
さすがOCTの学生!
土台部分を組み、ステージの床板を貼ったところまでで所要時間1時間弱!
順調順調と思いきや、ステージ演出担当の方とのやり取りの中で、
位置を動かそうということに。
こういうイレギュラーこそ、実は大きな学びになったりするのです。
ぎりぎりまでみんなが妥協しない本気の場。
その空気の中で学生が学ぶことも多かったのでは。
最後に、襖やさんから提供していただいた襖の芯材を意匠ととして使い、完成!
2日間の間、いろいろなステージに使ってもらうことができました!
このステージ、実は材料のほとんどが、大工技能学科の実習で出た廃材でできているのです。
新しく買った材料は床板となる合板と少しの金物のみ。
そして、このステージはイベントの後、あっという間に解体し、
次のイベントにまた組み立てて使えるように保存されています。
なんというエコ!
木材ってこういう風にいろいろ形を変えて使っていけるのがいいですよね。
ブース出展では、鉋削り体験と、その鉋屑でつくる花づくり体験。
それと、半坪ハウスの解体組立体験をしました。
こちらも大盛況!
学生のイキイキとした顔と、
参加者のみなさんの楽しそうな笑顔がたくさん見れました!
最後は子供たちの遊具に。
それにしても、あの都会のど真ん中で高層ビルに囲まれながら
屋根の上に上っている姿は不思議な光景。
めったにない現場背景で、写真を撮っていてもどれも絵になっていました。
そんなうめきたはこれからどんどん新しい街へと開発されていきます。
OCTもなにかの形で関わり続けられるといいですね。