こんにちは大阪工業技術専門学校の留学生担当の宗田です。先週5月25日(金)の15時から19時まで、今年入学しました留学生新1年生の歓迎行事を大阪城にて行いました。
歓迎行事は例年レストランでの会食を中心とした内容でありましたが、今年は彼ら留学生の日本語能力向上及び日本の歴史に対する興味関心をより一層引き立てる為にフィールドワークを中心に行いました。
その舞台となったのは大阪城。本校の屋上からもはっきりと見ることができるほど、実はとても近い場所に存在しています。学びの場所として絶好の存在が近くにあるということで、授業終了後集まった留学生たちと大阪城へ向かいました。
大阪城へ向かう道中、留学生たちに大阪城に関する歴史の説明をしました。彼らは大阪城の存在そのものは知ってはいるものの、その歴史については今まで知らなかったようで、大変興味深く耳を傾けてくれました。
また歩きながら大阪城についてのクイズも行いました。
「大阪城を支える石垣には不思議な形の印が彫られています。これはなんでしょう?」「こんなに大きな石垣をどうやって運んだでしょう?」などです。
皆うーんうーんと精一杯考えながら、自分なりの答えを聞かせてくれました。回答を伝えると、なるほど!そういうことだったのかと目をキラキラさせ、もう一度大阪城をじっくりと見つめました。その姿を見ると改めてフィールドワークで得る感動はとても大切なものだと実感しました。
目で見て肌で触れ、考え、真実を知り、想いを巡らす。この一連の作業は彼ら留学生の知識を広げるだけでなく心の感受性をも豊かにすることができると思います。
大阪城に入るのがはじめての留学生がつぶやいた、
「これは・・・お城じゃない・・・」という言葉がとても印象的でした。想像していたお城の姿よりだいぶ綺麗なので驚いたのではないかなと思います。
天守閣に到着後、私たちの学校を精一杯探しました。
大阪を一望するとやはりとても大きな町だと気づかされます。留学生も私もびっくりしました。
時刻は17時前、お腹もすいたので大阪城周辺を巡回しているロードトレインに乗り、JR大阪城公園口駅前にあるレストランへ向かいました。
レストランでは留学生たちの自己紹介、自分たちの国の話し、今日の楽しかったこと、今抱えている悩みなどを聞くことができ、常日頃から彼らがどのようなことを考えて過ごしているのかを知るきっかけとなりました。
19時まで楽しくご飯を食べお話をし、今年度の留学生歓迎行事は終了いたしました。
例年とは違い、フィールドワークを兼ねての歓迎行事でしたので実施にあたって課題も色々と見つかりましたが、留学生たちの面白かった楽しかったという声を聞くことができて本当によかったと感じています。
今後も彼らの知的好奇心を刺激できるような行事を開催していきたいと考えています。