本校で設計製図、プランニング等の授業を担当されている、専任教員の赤代武志先生と、講師の家成俊勝先生が共同主宰している「ドットアーキテクツ」がこの度小嶋一浩賞を受賞されました。
専任教員の赤代武志先生
◆小嶋一浩賞とは
日本を代表する建築家でありながら、若くして没した小嶋一浩(1958-2016)の功績を記念して「小嶋一浩賞」が設立されました。
本賞は、建築家としてまた教育者として、社会に問題を提示し、人が主役となる建築を目指した氏の勇気ある意思を継承するものを意味しています。
多くの困難に直面している21世紀に、建築を取り巻くすべてのことに対し常に多くの人と議論した氏の姿勢を引き継ぐために、本賞は作品賞ではなく若い創作者の将来を称揚するものとし、建築に関わる全ての活動と思想を対象として顕彰、またその選定は、運営規程に則りより広く開かれたものとし、この議論の場が建築を通した社会の再構築に勇気と希望を持てるものとなることを目指しています。
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審査の対象は【具体的な空間創出によって、社会を変革しようとする個人の試みに与えられるもの】としています。
建築家に限らず建築創造に関わる理論家も含み、建築の分野であることは限定しないが、その試みは一過性のものではなく、ある継続性をもって社会に関わる事象を対象としています。
赤代先生から以下受賞した感想を頂戴しました。
われわれの活動(設計、施工のプロセスにおいて専門家・非専門家に関わらず様々な人との恊働を実践し、設計だけに留まらず、現場施工・リサーチプロジェクト・アートプロジェクトなど様々な企画にも関わる)に対して評価いただけたことが、とても嬉しいです。
審査評で、「ドットアーキテクツの建築は、古いやり方で新しいことが生まれそう」と審査委員長の妹島和世さんからいただいた言葉も嬉しく、身も気も心も引き締まる思いです。
今回の受賞を誇りに思い、今後も建築に向き合っていきたいと思います。
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ドットアーキテクツは「新建築 8月号」で「千鳥文化 二期」、「新建築12月号」で「小豆島アートプロジェクト」が紹介されています。