インテリアデザイン学科1年生が取り組む、企業連携「桐箪笥(きりタンス)デザイン開発プロジェクト」についての経過報告です。
桐(きり)箪笥を手掛けるメーカーの株式会社留河(岸和田市)と、家具を販売する株式会社岸たんす店(大阪市西区南堀江)より依頼を受け、これからの桐箪笥の可能性や、そのデザインについての検討を行っております。
婚礼家具の代表でもあった桐箪笥ですが、若者の着物離れや、和室が無くなるなど、生活空間の変化による影響もあり、そのニーズが低くなってきています。
ですが、必要とされる層が必ずあるということで、今の時代だからこそ求められる、桐箪笥の在り方について、検討を進めることになりました。
入学して3か月弱の1年生が、どこまで提案できるのか?!指導する側も興味津々です!!
先ずはグループで「桐箪笥とは?」をリサーチし、それらを幅広く展開させるためのブレンストーミングを、「マインドマップ」という手法を使いながら行いました。とにかく発散!発散!です。質より量ですね。
机上にて少し検討し、次は、売れ筋な家具が並ぶIKEAにリサーチ兼ねての見学です。大きさや素材、色、柄、展示ブースから生活者のイメージなどをチェック。
その後は、集めた情報を掛け合わせてのアイデア出し行いました。これも先ずは質より量です。短時間でスケッチを何枚も描き、コメントを記入し、タイトルを考え・・・。
と、手を動かしながら考え続けることで、「自分の提案したいこと」が見えてきました。
これをしっかりと掴みつつ、(株)留河の留河様(伝統工芸士)、(株)岸タンス店の岸様にお越しいただき、中間発表を行いました。
学生個々が検討している方向性や、アイデアの確認と、今後の検討事項などを共有しました。
さぁ!後1か月弱!しっかりと集中しつつ、楽しみながら進めたいと思います!