建築設備学科2年生は、卒業制作の課題をそれぞれのチームや個人で課題に取り組んでいます。
建築設備学科は、建築から設備(給排水・空調・電気)、環境、デザインまで広く学ぶ学科です。
今回は、卒業制作の課題として
オフィスビルの設備設計(空調・給排水)とパイプシャフトモデル製作に取り組んだグループを紹介します。
モデルは、本校3号館の3階のパイプシャフト室にしました。
まず、実際の3号館の系統図の図面から、材料の見積もりをします。
材料工具屋さんへ発注します。そして、指定の材料の確認作業です。
寸法測定、バンドソーによる切断作業
アングルの組み立て作業、配管の切断、耐火2層管、塩化ビニールライニング鋼管の切断
そして組み立てをして完成に向かいます。
材料の見積もり等では、いろいろアドバイスいただきました井上機工(株)様には感謝いたします。
【パイプシャフト・・・建物の各階を通じ、上下水道・通気管など設備用の竪配管を収納するスペースのこと】
【バンドソー・・・帯のこ盤の2個の滑車にベルトのように刃をかけて用いる鋸盤のこと】
【耐火2層管・・・繊維モルタルで成形された管の内側に硬質ポリ塩化ビニール管を内在した2層管のこと】
【塩化ビニールライニング鋼管・・・水道用亜鉛メッキ鋼管に硬質塩化ビニール樹脂を内面にライニング塗布したもので、水道用パイプのこと。さびに強い配管】
1パイプシャフト施工1 (アングル鋼材切断)
2 パイプシャフト施工2(アングル鋼材組み立て)
3 パイプシャフト施工3 (耐火2層管切断)
4 パイプシャフト施工4(ライニング鋼管ねじ切り)
5 パイプシャフト施工5 (パイプの組み立て)
6パイプシャフト施工6 (断熱材をつけ完成)