建築設計学科1年生による第3回建築作品展が、9月15日(土)から17日(月)に城東区のOKTギャラリーにて開催され盛況のうちに終了しました。お忙しい中、会場まで足を運んでいただいた皆様本当にありがとうございました。ここでは第3回建築作品展の様子と共に、その目的と意味について少しレポートいたします。
建築設計学科1年では、入学後4カ月で建築設計に関する基礎トレーニング、本格的な建築設計プロセスの理解、空間設計としてのインテリア設計、居心地をとおして自身の山荘を設計し建築の本質理解を行いました。この展示会はこれら学生達の成果を社会に向って開くことを目的としています。
展示会には、学生が設計した「公園カフェ案」、「店舗のインテリア計画設計案」、「自分の山荘計画・設計案」、そして自身の「ポートフォリオ」がエリアごとにわかりやすく展示されています。1回生の前期末にポートフォリオまで準備できている学生は、全国的に見ても数少ないといえます。
この展示会では、企画・計画・設計・施工、会計、広報、施設管理、渉外対応、その他全てを学生に任せています。教員が関わることはアドバイス程度です。
展示会をすると学生達に発表をしたのは8月のはじめ、展示会を実施したのが9月中旬ですから、学生達は1月半でこのプロジェクトをまとめ上げたといえます。
自分の思いを自由に表現することも重要ですが、現実の仕事では情報を収集整理し、問題を正確に理解し解決するために様々な力が要求されます。またそれは個人プレーだけではうまくいきません。良い仕事をするためには、チームワーク力、コミュニケーション力、マネジメント力も求められます。
これを授業の中で、言葉だけで言うのはたやすいですが、実際にやってみるとなかなか難しいものです。学生達には、本当の意味で必要な仕事力とは何かということが実感できたのではないでしょうか。また学生からの報告もこのブログで行います!
(文責 吉田)