第4回「特別講義」が実施されました。今回は「企業に勤めること」と題して、組織の一員として働くこととは?組織と一言でいってもいろいろありますが、その中でゼネコンの設計部で働く安藤建設の長坂さんをお迎えし、ゼネコンとは?設計組織とは?チームとは?について興味深いお話を聞くことができました。
最初に、ゼネコンとしての設計組織とは?についてお話いただきました。
まずは前提としてのゼネコンとは一体どういうところなのか、どういう部署があって、どのように仕事を進めるのか。その中での設計部ってどのような立場なのかについて、部署の説明とそれぞれの仕事内容についてご説明いただきました。
そして、その組織の中で働く「企業人」について長坂さんの考えをお聞かせいただきました。
また、社内のいろいろな部署の方の生の声として、社内インタビューを動画で見せていただき、ゼネコンの方の考え方、それぞれの部署から見た設計部が、文字通り生の声として聞くことができました。その中で、やはりいろいろな部署の人とのチームワーク、同じ部署内でのチームワークが大切であるということ。またそのチームワークをうまく活かすために長坂さんが意識しているのは「キョリ感」だそうです。
社内動画インタビューを見ると、長坂さんの社内での人と人とのキョリ感のつかみ方にとても優れていることはすぐに気がつきます。それ以前に、長坂さんと直接お話するとその人柄から、他者との距離をうまくとりながら、誰にでも好かれる方なのだとわかります。そして動画を見ていると、会社でも上司からはかわいがられ、部下からは慕われる人なんだということがとても伝わってきました。
最後は、予め長坂さんから学生にとったアンケートを元に、学生の素直な疑問や思いに丁寧に答えていただきました。
また今回は、現在長坂さんの部下として働いている本校の卒業生も参加してもらい、彼女から見た長坂さん、設計部のチームワークについてもお話いただき、よりリアルで身近に感じられる講義になったのではないかと思います。