5月24日(金)に今年度第一回「特別講義」が実施されました。建築設計学科では、建築界の各方面で活躍される方々を講師としてお呼びする「特別講義」を、年に5~6回のペースで実施しています。建築設計学科は、社会人経験者や大学・短大・専門学校卒業生、主婦など、高校卒業後様々な経験をしてきた人たちが本気で建築設計を学んでいます。彼らのことをリカレント生と私たちは呼んでいます。
今年度の第1回「特別講義」は、大手ハウスメーカーで設計と営業のお仕事をされている、難波守先生と佐藤貴一先生にお越しいただき、設計のお仕事と営業のお仕事について、リアルなお話をお聞かせいただきました。
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最初に佐藤さんからは、新入社員時代から現在までの苦労話やエビソードをお話いただきました。入社二年目での初設計物件での失敗談も笑いを織り交ぜながらお話される姿や、実際のお施主さんとのエピソードを話される姿から、楽しそうなお仕事ぶりがうかがえました。もちろん、つらいこともあるようですが、営業さんらしい元気さと勢いと楽しさにあふれる方でした。
難波さんからは、工業化住宅の歴史を通して、工業化住宅の魅力を語っていただきました。
学生たちのハウスメーカーや工業化住宅に対するイメージも変わったのではないでしょうか。
そして、その後、学生を施主に見立ての設計打合せローププレイングを実演していただきました。
かぶりつきで見る学生たち。
その会話のリアルさと、住宅の図面が目の前で出来上がっていくスピード感に、ハウスメーカーの設計と営業とはどういうものなのかが学生も分かったのではないかと思います。
設計学科では、このように実際の社会で活躍される方々をお招きしての講義を年間を通して行うことで、実社会での設計やその他の建築にまつわる職種へのリアリティーをもってもらう機会を設けています。
今後も、いろいろな方をお呼びする予定です。
また追ってご報告していきます!