建築設計学科1年生の設計演習・設計製図の授業では一年の締めくくりに、
単なる建物の設計ではなく、「まちづくり」の課題に取り組みます。
今年で3年目になりますが、課題のフィールドは学校がある大阪市北区と同じ区域にある「中津」という地域です。
この課題では「チームで取り組むこと」と「まちの人と関わる」ことも一つのテーマです。
課題の最初には、中津の住民や企業の方々との座談会の場を設け、「中津の現状」を知ります。
そして、そこから「建築的視点」でフィールドワークした結果を中間発表でまた中津の人たちに見て頂きます。
最後の提案発表では、地域の会長さんや議員さん、地域で活動する方々等、
今年は30名を超える中津に関わる方々にお越し頂き、ご意見ご感想を頂戴しました。
学生たちも、学内の発表とはまた違って社会に向かったリアルな場での発表とあって、
緊張しつつもとてもしっかりした発表をしていました。
審査する地域の会長さんや議員さん先生方も真剣そのもの。
厳正なる審査の結果、「中津いいで賞」が決定し、会長から表彰状の授与をしていただきました。
この課題は単なる学校の課題ではあるものの、学生によりリアルな場を経験してもらう為に、
たくさんのまちの方々に協力していただいています。
こんなリアルな課題に取り組めるのもOCT 建築設計学科ならではです!