建築設計学科2年生の「意匠設計特論Ⅱ」の講義では、さまざまな分野を通じて実務に近い課題に取り組んでおり、
今回は「SDGs(エスディージーズ)」に対して建築・まちづくりでできることをさまざまな視点から読み解き、学生に解決・提案してもらう課題に挑戦してもらいます。
SDGs(エスディージーズ)とは
「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称であり、2015年9月に国連で開かれたサミットの中で世界のリーダーによって決められた、国際社会共通の目標です。SDGsは「17の目標」と「169のターゲット(具体目標)」で構成されています。
このSDGsをより深く学生に理解してもらう為に、6月17日(水)の講義では、
経済産業省 近畿経済産業局 通商部 国際課 調査官 坂本りっかさんと、
OCTのOBである髙原浩之先生をゲスト講師としてお招きし、リモート形式で実施しました。
坂本りっかさんはSDGsについての講演を何百回と行う経験の持ち主で、日本全国でもトップクラス、
またOCTのOB髙原浩之先生もSDGsについて研究されている建築家では関西トップクラスです。
まずはじめに、坂本りっかさんよりSDGsの社会的な在り方について講義して頂きました。
その後、坂本りっかさん・髙原浩之先生・「意匠設計特論Ⅱ」の講師担当の木村先生・そして学生とリモート越しでトークセッションを行いました。
リモート授業ではありましたが、普段の講義と同様に何ら過不足なく、学生からの質問も多く、活発に議論を交わしました。
OBも含めSDGsのトップクラスの方々と意見交換ができ、学生にとっても大変良い機会となり、有意義な時間となりました。
この講義を踏まえ、これからはフィールドワークが始まり、後日学生よりプレゼンテーションを行ってもらいます。
ポストコロナ到来のご時世、SDGsは今後切り離せない存在です。この講義を通して、素晴らしい提案を発表してくれることを期待しています。