建築学科意匠コースでは「キャリア制作」と題し、「商品化住宅の提案」や「オフィス空間リニューアル」「マンションリノベーション」など、建築業界の中での仕事をリアルにイメージした課題に取り組んでいます。
そして今回のレポートは、実習系授業「意匠設計特論」で行われている「マンション企画提案」に関する課題です。
計画する敷地も大阪市内、本町界隈に位置する「靭公園」の近くに設定し、周辺環境の調査や賃貸住宅に関する情報の収集など、仕事のプロセスと同じような流れで行われます。
学生それぞれが住い手(ターゲット)の像をリアルにイメージしながら、プランを考え、デザインを練り、CADやイラストレーター、フォトショップなどを駆使しながら「企画提案書」としてまとめあげます。
そして、コースのメンバー、教員の前でのプレゼンテーションです。
まだまだ未熟ですが、必死に伝えようとする学生の姿勢に指導している教員も熱が入ります。ダメな部分はダメ。とはっきりとダメだしをされながら自分自身でしっかりと振り返り、次の課題へと繋げていくのです。
これらの経験を短期間で重ねることで、自分自身の進路もよりリアルにイメージできてきたのではないでしょうか。
さて、前期の意匠コースも終盤に差し掛かってきました。
最終課題は「コンペ(建築設計競技)」に挑戦です。
(文責 大西)