先日、建築学科施工専攻技術コ-スにおいて、
「墨出し実習」を行いました。
墨出しとは、建築設計図に書かれてある壁や柱の位置を、現場の床面等に墨を使って原寸で作図する作業で、
現場には欠かすことができない作業の1つです。
トランシットと呼ばれる精密測量器を使って、基準となる線や角度を測り、床面に墨で線を引いていきます。
その墨に沿って、壁や柱を造ったり、大工さんがドアを取り付けたり、
電気工がコンセントを付けたりと多くの職人が作業をするので、
失敗の許されない仕事です。
学生たちは、使い慣れていない精密測量器と格闘しながら実習に取り組んでおりました。
この実習を通して、測量技術を身につけて貰えたら幸いに思っている今日この頃です。