どうも教員の北山です。
今回はコース合同実習ということで、管理コースと技術コースでコンクリートを作成し、
破壊試験を行いコンクリートの特徴を理解する、材料実験実習を行いました。
皆さまコンクリートはどのようにできているか知っていますか?
※セメント+水+細骨材(砂)+粗骨材(砂利)+空気+(混和剤)
上記の材料を配合し作成されます。
今回は2グループに分かれ、各材料の配分を計算し、計量をおこない、
供試体(テストピース)を作成しました。
材料の配分が計算通りいけているのかドキドキしながら、汗をながし、
必死に材料を順番に混ぜていきます。
各グループ高さ20cmの円筒のコンクリートを3個作成しました。
◆コンクリート作成の様子◆
破壊試験は、実際の現場でも行われています。
構造体に打設されるコンクリートの強度を1~4週にかけて破壊し、その数値を元に
コンクリート強度を確認する為の重要な試験になります。
設計基準強度※1より強い強度の数値がでていれば合格になります。
※1 設計基準強度 構造物の設計において、計算を基準とするコンクリートの強度。
一般には材齢28日の圧縮強度を設計の基準とする。
◆破壊試験の様子◆
破壊される様子を生徒たちは、破壊の流れを音や動きを感じ取り、リアルな動きを
目でみて感じとれたと思います。
この実習を通じて、建築材料の特徴、強度、仕組み等に興味をもってもらえれば幸いです。