建築学科1年生の授業「設計製図Ⅰ」の課題にて、下記3名が優秀作品として選出されました!
北川 大介さん(滋賀県立高島高等学校 出身)
鈴木 紫音さん(箕面自由学園高等学校 出身)
軍司 梨花さん(大阪府立緑風冠高等学校 出身)
課題に取り組んだ感想等を本人からコメントを頂戴しましたので、紹介します。
課題のテーマ:自分自身のための空間
北川 大介さん 題名:海の回廊
【設計内容の主旨】
私の空間に求めたのは、海が見えて落ち着ける場所です。階段を設計したのはそこに座り海を眺めたいからです。
そして60本の柱が立つ回廊は歩いているうちに必ず心を落ち着かせてくれます。
いつの時代、どんな時でも変わらないものとして、心の支えになるような回廊でありたいと思いながら設計しました。
【感想】
私は最初、設計製図Ⅰの授業が始まり、入学して間もない前期で作ると聞いた時、絶対に自分ではできないと思っていました。
ですが、毎週出る課題をこなし、先生からアドバイスをいただき、少しずつ完成に近づいていきました。完成した時には大きな達成感とやり遂げたという自信がつきました。
そして、良い作品として選ばれ、みんなの前で発表したのは緊張しましたが、良い経験となりました。
絶対に1人では作れなかった作品なのでアドバイスをくださった先生方、本当にありがとうございました。
鈴木 紫音さん 題名:MY DREAM PLACE
【設計内容の主旨】
「自分自身のための空間」ということで、いかに自分が心地よく感じるか、を追求しました。
私にとっての居心地とは、開放感に溢れ、一方で周りからは干渉されないことでした。
よって、大部分を天井と屋根を一体化し、ガラス張りとした空間にし、また、屋根も天井もないテラスのような石造りの空間を突き出しました。
そうすることでメリハリが生まれ、相対的にガラス張りの空間が閉鎖的に感じられます。
【感想】
手書きの図面なので、複製ならコピーすれば良いのですが、少しの箇所でも訂正を行うというのが大変でした。
プレゼンシートについては、出来るだけ多くの図面の高さを揃えることを意識しました。
そうすることで見栄えが良くなるだけでなく、スケール感がよりわかりやすくなると思ったからです。図面には色鉛筆で着色したのですが、少し薄かったのが反省点です。
模型は曲線ばかりのデザインのため切るのが難しかったですが、自分が苦しめば苦しむほど、良い物が出来上がると思うと、そんな大変な作業も自然と楽しめました。
軍司 梨花さん 題名:Water house
【設計内容の主旨】
広くて採光が多く入る場所、その中でも涼しさがある場所が自分の居心地のいい場所だと思ったので、それを取り入れた結果、このような建築物になりました。
図面作成で大変だったことは、自分が考えている建築物にうつる影や水の影などを、よりリアルに伝えるにはどうしたらいいか考えて、たくさんの色を使って表現したところです。
【感想】
この作品をつくって、もっと自分の居心地の良い空間を取り入れて表現することが出来れば、さらに面白い作品が出来たのではないかなと思っています。
しかし、人生で初めて模型などもを作ってみて思った通りに材料がきれいに切れず上手くいかなかったり、逆にここは得意かも!と思う所もあってすごく勉強になりました。
選ばれた時は嬉しさと驚きが隠せなくて、家族や友人にすぐに報告しました。また、今後はより良い作品になるように努力しようと感じました。
また、3名の作品を本校3号館3階のラウンジにて展示することになりました。
入学してまだ半年しか経過していないにも関わらず、完成度の高い作品です!
今後の成長も楽しみにしています!