建築学科1年生の前期授業「設計製図Ⅰ」の課題にて、2022年度は下記4名が優秀作品として選出されました!
川島 快斗さん(高松中央高等学校 出身)
水口 琴菜さん(大阪府立阿武野高等学校 出身)
裏巽 咲希さん(大阪府立布施高等学校 出身)
田野尻 結月さん(鹿児島市立鹿児島女子高等学校 出身)
課題に取り組んだ感想等を本人からコメントを頂戴しましたので、紹介します。
課題のテーマ:自分自身のための空間
川島 快斗さん 題名:自然の光と回廊
【設計内容の主旨】
第一にこの敷地での自分自身のための空間が何かを考えた時に、「適度な日光が当たる日陰でくつろぐことができること」「囲まれているが解放感もある空間」
この2点だと考えました。そこからパーゴラ(柱と屋根のフレームで構成されているアイテム)で理想の日陰をつくり、周りを回廊で囲いプライバシーを確保しました。
そして、そこに行くまでの回廊を楽しめる空間にしたいと思い、道中に木やガラスを使い変化をつけました。
【感想】
今回の課題は、自分自身のために空間を作るということで、最も自由な課題でした。自分の自邸を設計しているような気分になりました。
模型は何度も造っては壊してを繰り返して出来上がりました。労力を使った分達成感もあり、今でも自分の部屋のクローゼットの上に置いています。将来、部屋にスペースができたら飾りたいです!
水口 琴菜さん 題名:underground 建築学科長賞 受賞
【設計内容の主旨】
作品の趣旨は「underground」と言うとおり地下の空間をイメージしたような建物です。
斜面に建物を置くのではなく、”斜面を掘る”といったような建物で、森林を壊すのではなく共に暮らしていくような趣旨です。
【感想】
この作品を作るまでの過程が大切だと感じました。一つ一つの地道な作業ですがその作業が大切でこの作品に繋がったんだと思いました。
裏巽 咲希さん 題名:森に紛れる―自然と一体になれる空間―
【設計内容の主旨】
自分にとって1番リラックスできる場所として、大きな木の下のような空間を作りたかったので木をモチーフにし、包まれる安心感を作りました。
壁をひとつも作らないことで、外の自然を中にいても感じるようにしました。
【感想】
初めて建物をゼロから考えて形にしてみて、難しいことばかりでした。
アイデアが出なかったり、自分の想像通り模型を作れなかったり、順調にはいきませんでしたが、振り返ると楽しかった思い出になりました。
田野尻 結月さん 題名:Another world~夢の空間~
【設計内容の主旨】
この空間を作る上で私が大切にしたことは「開放感」と「癒し」です。海が好きなので、外に空間を作り、海を見て過ごせるようにしました。
そして私の中の癒しのひとつに花があったので、花のような建築を作ろうと考え、花びらを螺旋階段にして花を表しました。
【感想】
毎週出される課題で毎回ベストを持って行くことが大変で、何度も心が折れそうになりました。
ですが、先生にアドバイスを頂きながら進めていくうちに形になり、最終的にこのような賞をいただけることが出来て、とても達成感を感じています。
この経験を糧にこれからも頑張りたいです。
4名の作品を本校3号館3階のラウンジにても展示しています。
この受賞と展示は昨年から行っております。各年度ごとに学生の個性が見られるだけでなく、学科の垣根を越えて学生間で、成長の糧になってくれることを願っています。