図面からすれば約半年にわたって作業してきた2年生最後の課題である「卒業制作」の提出が12月3日にありました。
たぶん、大工技能学科史上最大の制作物であろう丸太で組まれた「鞘橋」。
布引ハーブ園で引取って頂く予定の1坪の「物置」。
階段の段板が片側でしか支えられていない図書室の本に載っていたパリの集合住宅の中にあった木製の「片持ち階段」。
丸太を心柱にしたシースルーの「螺旋階段」。大工技能の規矩術を使った四方転びの脚の「ベンチ」・「王様の椅子」。
普通に見れば抜けない(はまらない)継ぎ手の四方鎌・蟻継の脚を持つ「テーブル」。
などなど今年も多彩な作品が提出されました。
もちろん、定番の「和室」もあり、2月の大工技能学科の卒業制作展には、これまた恒例になった「お茶会」を開いてもらうように校友会にお願いしているところです。
8日に1年生の「半坪ハウス」の組立て実習(保護者参観)があり、更には最後の課題である「技能検定試験」の練習の為に翌日にはほとんどを解体して保管し2月に再組立てして「卒業制作展」に皆さんに見てもらう予定です。
・・・乞うご期待!・・・
<卒業制作01>
◆螺旋階段(左)と片持ち階段(右)・・・右から上がって2階を通って左から降りられます。
◆丸太柱のベンチ
<卒業制作02>
◆ハーブ園の倉庫
◆四方転びの脚のベンチ
◆同じ断面(100角)の部材で出来たベンチ
◆数寄屋門
◆鞘橋(さやばし)・・・香川県・金毘羅さんの麓の金倉川に架かる「鞘橋」を参考にしました。
<卒業制作03>
◆献灯台
◆王様の椅子
◆1級技能検定実技問題
◆四方鎌・蟻のテーブル