先週の「鞘橋」寄贈に前後して、
もう1棟「神戸市・布引ハーブ園」に卒業制作で制作した「高床式倉庫(ガーデンシェッド)」の骨組みを寄贈し、
屋根・壁・床の仕上工事を行ってきました。
この作業は、厚生労働省の委託事業として
大阪府職業能力開発協会が行っている「若年技能者人材育成支援等事業」により
「ものづくりマイスター」に認定された本校の技能教員である親方2名の指導による実技指導にもあたるものです。
昨年の春にOCTの非常勤講師で「神戸布引ハーブ園」の園長でもある本位田先生からお話を頂き、
5月の1年生の学外実習の際に現地を見に行ってから約1年でようやく完成となりました。
仕上工事の経験の無い学生たちにとっては苦戦の連続。
親方の助けが無ければ完成などありえなかった・・・
「坂元親方!ありがとうございました。」
もう少しすれば緑が豊かになり建物を歓迎してくれるでしょう!
技能実習で習った「あさがお」の技術(規矩術)で基礎コンクリートの型枠を作りました。
遣り方をして建物の位置を決めて基礎を埋める穴掘りをしました。
現場で捨てコンクリートを練って施工しました。
OCTで作った基礎を据付けて組立て開始!基礎のそれぞれの高さを確認後、
柱の位置出し作業。右と左で柱の長さが違うので難しいです。
柱が6本建ちました。その上に小屋組みをのせます。OCTの実習室では大きく見えた骨組みも現場では小さく見えます。
垂木がのって建物の形が見えてきました。
仕上工事は、「屋根」から。屋根の工事をしている間に壁に 「筋違い」を入れ「壁工事」。
下地板(構造用合板)の上に下見板張り仕上げの予定です。
布引ロープウェイの向こう側には、大阪湾が見える絶好のロケーションの中、作業は進みます。
卒業式の2日前にようやく完成!1年生のU君、皆勤賞で協力ありがとう!