後期の始まりとともに大工技能学科2年生は、
6月頃から準備を始めた卒業制作の課題に取組み、
今年は11月19日に卒業制作の提出日を迎えました。
スケッチをもとに教員・親方と打合せをし、
図面を描き、模型を作って後期(9月末)から制作を技能実習のある
水・木曜日と放課後に居残りもして約2カ月続けてきました。
螺旋スロープの展望台を制作するために夏休みには東北まで出かけて、
会津若松にある「さざえ堂」を見学したり、
山に丸太を運びに行ったりして材料調達するなど2年間の集大成にする為に頑張ってきました。
制作物は、次の課題の関係で1日だけの展示となり、
次の日には解体し、材料を保管して2月の13・14日に行う「卒業制作展」の前に再度組立てることになります。
◆ 「六角展望台」
夏休みには、参考にする為に会津若松にある「さざえ堂」を見に行ってきました。
◆「柱転びのL型ベンチ」
柱は、垂直に建っている!だけではありません。
休憩施設として考えて、制作中です。
◆「振隅屋根の休憩所」
屋根の納まりで勾配の違う屋根がコーナーで繋がっている「振隅屋根」の骨組みを持つ
休憩所(ベンチ)を制作しました。
「振隅屋根」を支える骨組みに「丸太」を使うなど、難しい技にチャレンジしました。
◆「和室」
山で取ってきたケヤキの枝を床柱にしてみました。
◆「切妻反り破風屋根」
破風板にする幅の広い板が無かったので、足場板を合わせて作りました。
◆「ホタルベンチ」
6月にホタルの舞う川のほとりに置いてもらうように考えて制作しました。
◆「寄棟屋根化粧造り」
勾配の違う2重の垂木による化粧屋根の骨組みを造りました。
◆「献灯台」
岸和田出身の学生が造りました。
◆「階段」
2方向から上がれるようにしました。
◆「数寄屋門」
◆「鳥居」
各部の寸法比率を参考の本を読み、計算して出しました。
現在、卒業制作の作品提出が終わった学生達は、
製図の授業で図面を描き、実習の授業では、2級技能検定試験の実技練習を行っています。
まだまだ、学年末まで課題がたくさんあります。