4月の2年生の最初の技能実習での取組みとして、
今年から「鉋」の薄削りの学内競技を行いました。
昨年5月に始めて参加した「削ろう会」をきっかけに
今年も参加しよう!と言う事で昨年から企画し、
春休みの「進路ガイダンス」の後に全員で鉋の手入れを行い、
削りの練習をしてきて新学年が始まると共に学内予選を4月14日に行いました。
ここで40名を20名に絞り、17日(日)に決勝大会を開催しました。
決勝大会当日は、親方の知合いの金物屋さんも臨時出店して下さり、
興味のある学生は、覗きこんで説明を聞いて(購入者も)いました。
鉋掛けの際に出てくる薄い木材の事を普通は「鉋屑」と呼びますが、
手入れのされた鉋で良質、柾目の木を削るとそれは薄くて綺麗な屑が出てきますが、
ある人は、これを「削り華」と呼びました。
そんな「削り華」を目指して学生達は、道具の手入れ(砥ぎ・台直し)から取組みました。
決勝当日は、午前に20名を更に10名に絞り、
午後には、この日の為に親方が調達してくれた
柾目の綺麗な赤味の桧材を親方が丹念に表面を平らに調整して下さり、
選手が変わるごとに再度調整してくれるという中での、
まさに真剣勝負の緊張感の中で競技が進みました。
午後の決勝で最後の5名が選ばれ今年の大会(飛騨高山)に派遣されることが決まりました。
GWがあるので練習が出来るのは2週間余りしかありません。
今年は、学生の部で良い成績を残してくれるよう期待しています。
◆ 予選会(4月14日)
◆ 決勝大会(4月17日)・午前のセミファイナル
◆昼休みには、金物屋さんの前に人だかり。親方のコレクションンもじっくりと・・・
◆午後のファイナル!
◆審査発表後は、親方の道具を前にして「座談会」。フィナーレは、親方の「削り」の競演です!