昨年から開催している、OCT 削れる会 を 7月29日に開催しました。
鉋(かんな)という道具は、大工道具の中でも一般の人に最も馴染みの深い道具かと思います。OCT大工技能学科の学生にとっても、最も憧れであり、最も奥の深い道具でもあります。
「OCT 削れる会?」は昨年からOCT大工技能学科として正式に参加している、全国削ろう会の予選会も兼ねています。
ここで、「OCT 削れる会?」の目的を紹介しておきたいと思います。
大工の仕事の中でも削るという楽しい作業を通じて・・・・・・。
- 道具への探求心の意識づけ
- 繰り返し作業を行う事での持久力UP
- 競うあうことで、自らの立ち位置を知る
これらの目的をもって「OCT 削れる会?」を開催します。
その過程では、「なぜうまくいかない」「なぜこんなに練習したのに・・・・」「こうやったらうまくいくのか!?」など様々な「なぜ?」「どうすれば?」が芽生えてきます。
それは 自ら考え→わからなくなる→それでも考える ということにつながっていきます。
これらの思考の変遷はひとつの道具を通じた学びのメソッドへの気づきにつながってくれればと考えております。
さて、「OCT 削れる会?」は午前中の予選会では、まさかの一年生の高記録が削り出され、それに焦る二年生というと、なんとも笑って良いのか、悪いのかわからない状況になりました。
しかし、午後からの決勝では、二年生の意地が勝り、見事3名の二年生が第33回全国削ろう 会蔵王大会への参加権を手にしました。
3名の選手はこの夏休み中に特訓を重ね、全国大会に挑むということです。
頑張れ OCT 大工技能学科!