インテリアデザイン学科1年生の授業「デザイン基礎」からの報告です。
デザイン基礎では、「デザイン」をキーワードに、学生の視野を広げるために、様々な課題に取り組んできました。その最後の大きな課題となる、板ダンボールを使った「すわるかたち」が完成しました。
普段、何気なく座っている椅子ですが、脚を組んでみたり、片足を上げてみたりと、何気なく、自分の座り方をしていることだと思います。では、その何気なく座っている自分自身を客観的に捉え、そこから自分自身の「すわるかたち」を模索してみようという試みです。
与えられる材料は板ダンボールです。使い方次第では相当な重量にも耐えることができますが、ガムテープの使用はできるだけ避けることとしましたので、素材の特性をしっかりと活かさなければなりません。ここもポイントです。
また、座面の高さや、その幅、背もたれの角度などなど、教科書では学んでいるようなことですが、実際に自分自身を測り、図面や模型上に反映しながら検討することで、身体寸法についても経験を持って深めることができたのではないでしょうか。
完成した「すわるかたち」を学校近くの公園で試座会です。それぞれが探り出した「すわるかたち」を皆で共有することで、友達の今まで気付かなかった新たな面も発見できたかもしれませんね。
(文責 大西)