先日、インテリアデザイン学科の学生を対象とした特別講義が開催されました。インテリアデザイン学科では学外から講師を招いての勉強会や、学外へ出向いての見学会などを定期的に開催しています。業界の現在の空気をしっかりとキャッチしスキルを磨きながら、自分自身の今後の進路(キャリアデザイン)についてもしっかりと考える機会を設けています。
さて、今回は高級なレンジフードを扱う「アリアフィーナ株式会社」から、そのショールームを運営する寺田亜紀先生をお招きし、ご自身の今までの経緯や、インテリア素材を扱う企業での仕事内容、企業で働くことの可能性などについてお話していただきました。
(上記画像はアリアフィーナ株式会社のホームホームページより抜粋)
まず、学生達の反応は「レンジフードだけのショールームがあるの!?」ということでした。そうです、あるのです。そしてただ単に素材として商品を販売するだけではなく「食」をテーマにしたイベントや、空間を提案するデザイナーとのコラボレーション企画など、様々な方向に眼を向け、アンテナを張り巡らせている寺田さん。このように多岐にわたる活動を「販促活動」とご自身は言い切りますが、それ以上の何かを私達に与えてくれていることも事実です。そして、企業に属する社員でもあるのです。どうしてこんなことができるのでしょうか。
親会社を含め、総勢855名が働く大企業です。そんな中で「自分ブランド」を確立するためには、他の人のマネが出来ない「何か」をみつけることだと仰います。そのためには、自分の脚でしっかりと立ち、考える力と、伝える力を身につけ、コミュニケーション能力を養え。と、ズバっと喝を入れて下さいました。
さて、そんな寺田さんですが、インテリア業界を学生時代から目指していたわけではなく「人との出会いを大切にしつつ、動きながら考えた結果、今に至る。」という経緯をお話してくださいました。そうです、やはり大切なのは「人脈」なんですね。自分1人では何もできないことを素直に認め、人との出会いを大切にすることです。
そして、こんなことを最後に言ってくださいました。
「テキトーにいこう~!」「仕事を楽しもう~!」と。
この言葉、前向きになれるカンフル剤のように効きました~。
学生のレポートからもその効果を確認できました。
寺田さん、お忙しい中ありがとうございました。
■アリアフィーナ株式会社