建築系学科共通科目「設計製図Ⅰ」授業レポート。課題は「すまいの設計」です。
建築系学科共通ということで、他学科でもこの課題が進められていますが、
インテリアデザイン学科では「内部からつくる」という独自のアプローチで進めています。
先ずはやや大きめな模型で検討作業(エスキス作業)を繰り返します。
とにかく、模型、模型、模型・・・。
ダイニングテーブルが置かれたその先の庭はどうあるべきか。
また、リビングはどうのように囲われていて、
そこではどのような活動が行われるのか・・・などなど・・・細かな生活シーンを想像しながら連結させ、
要求(課題書)にある住い手のイメージに対して提案を進めます。
このように活動を繋げることで1つのすまいが浮かび上がり、
結果、住い手のイメージもリアルなものとなるのです。
「へのへのもへじ」のための家ではなく、顔の見えるすまい手のためのすまいですね。
模型やスケッチ、図面を何度も行ったり来たりしながらの作業もいよいよ大詰め、
現在はプレゼンテーション作業が進行中です。
「考え忘れ」がないように、隅々まで提案して欲しいと思います。