インテリアデザイン学科1年生の実習科目「デザイン基礎演習」からの報告です。
昨年に引き続き、今年度もグループ課題「○○なピクニックを計画する」に取り組みました。
「インテリアデザイン学科がピクニック?!」と思われるかもしれませんが、
実はしっかりと繋がっています。
インテリア(内部空間)をデザインするには外部の様子を知ることが重要だと、
授業を通じて学んでいます。
ここが「ピクニック」に繋がるポイントですね。
それと、屋外で行うことから、他人に見られます。
「公共性」ということも考える必要もありますね。なかなか奥深いのです。
まずはピクニック実施場所となる天満橋、大川添いの念入りなリサーチを行いました。
学校の近くにこのような環境があるのがうれしいですね。学びも深まります。
そのリサーチ内容も材料にしながら「ピクニック企画」をチームで練り、
企画書としてまとめて発表を行いました。
その内容をベースに実施計画がスタートします。
予算管理からスケジュール管理、グループメンバーの特性を活かした作業分担など、
実践さながらの取り組みです。
ですが「ピクニック」、ここがポイントですね。とにかく楽しむこと!
さて、実施当日です。天神祭の準備も慌ただしくなりつつある中でのピクニック。
何か不都合などがあれば速やかに撤収することもピクニックを楽しむ上でのルールです。
そんなことも考えた結果のピクニック会場が設営されました。
会場は3つ。
「フワフワ」をキーワードに浮遊感を演出したチーム。
「ガリバーの世界観」をイメージしながら、
お母さんと小さな子供たちで楽しめる「ママ会」な場を提案したチーム。
「ピクニック=手軽さ」からスタンディング形式を採用し、
フラッと立ち寄れるオトナなピクニックを提案したチーム。
どれも個性的でしっかりと練られた提案を行うことができました。
そして全て予算内に収まりました。
また、それぞれに出される飲食物も「コンビニで買ってそのまま」などではなく、
盛られる容器から料理に至るまで、隅々までデザインを施しました。
前期も終了し、学生たちは夏季休暇に入りましたが、
お盆明けよりインテリアデザイン学科1年生達は「企業研修」に出向きます。
実際に建築がつくられる環境に身を置きながら、
ピクニック課題での学びを重ねてみてもらいたいですね。