インテリアデザイン学科2年生が取り組んできた
地域連携課題-地域と繋がりながら「集まって住む」ことを考える―
のプレゼンテーションをさせていただきました。
参加をしたのは作品選抜をした学生5名。
大阪市港区築港界隈のまちづくりに関するキーパーソンとしても活躍されている福田さん。
銭湯「築港温泉」をこの地で長年経営されていました。
今回はその築港温泉が建つ場所を計画地と想定させていただき、
地域と繋がりながら集まって住むことの可能性を学生達が探りました。
さて、「インテリアデザイン学科がまちづくり提案?」と疑問が浮かびますが
「まちに開きながら住むこと」を小さくても実践することで、
まちが変わり始めるきっかけを与えることができるのではないかと考えての取り組みです。
ということで、インテリアデザイン学科の学生達だからこそできるスケールでの提案となりました。
与えた条件は「賃貸部屋+大家さんの住まい+まちに開いたプラスαな空間」。
そこに学生達が現地リサーチなどを通じて導き出したプログラムを挿入しました。
例えば、住民同士でレンタサイクルを営みながら、
地域のインフォメーション的な役割を果たす機能を持たせた提案や、
路地をテーマに地域の井戸端的な場所を設けた提案、
また、外国人旅行客もターゲットにギャラリーや
工房を併設したアーティストの住まいの提案などなど。
福田さんは言います「まちには新しいシステム(仕組み)が必要だ」と。
今ある地域資源がそれぞれに頑張るだけではなく、それらが繋がり、
一緒に頑張ことができる楽しい物語のような仕組みを創出する必要があるということです。
「まちづくり」は行政だけが行うことでもなく、
何か特別に大きなことをしなければならないということでもありません。
些細でも確実に何かが変わり、
連鎖反応をし始める「きっかけ」を与えることが大切だと今回の連携課題を通じて感じました。
インテリアデザイン学科の学生が築港界隈に関わらせていただいたことも
まちが変わる「きっかけ」の一つになればと思います。
そんな築港界隈を含むイベント「第9回 天保山まつり」が11月6日(日)に開催されます!
どんな盛り上がりになるのか楽しみです!
■この連携課題に関する前回の記事はこちらから
https://www.oct.ac.jp/blog/archives/2016/07/05/post-843.php
■「第9回 天保山まつり」