9月21日(土)に建築家 竹原義二先生による特別講義「黒板講義」が開催されました。
本校在学生を対象とするこの講義では、岐阜高山にある吉島家住宅をきっかけに、日本の木造建築の意義や住文化、建築の未来についてもお話いただきました。
この「黒板講義」は建築系学科を設置する関西の大学を中心に、毎回テーマを変えて巡回講義されてきました。専門学校では、本校のみの開講となります。
50名ほどの生徒が参加しました。
建築の素晴らしさを若い人達に伝えるため、講義の数時間前から学校に入られ、黒板いっぱいに図面やスケッチを描かかれます。
その情熱のままの講義にみんな感銘を受けていました。
自身で実際に空間を体験することの重要性を説かれて講義は締めくくられました。
貴重な時間をありがとうございました。
竹原先生の紹介
無有建築工房/竹原 義二
1948年徳島県生まれ。建築家石井修氏に師事した後、1978年無有建築工房設立。
2000〜13年大阪市立大学大学院生活科学研究科教授。
2015〜19年摂南大学理工学部建築学科教授。
現在、神戸芸術工科大学環境デザイン学科客員教授。
30余年の設計活動の中で、住宅を中心に180を超える作品を手掛け、日本建築学会賞教育賞・村野籐吾賞・都市住宅学会業績賞・こども環境学会賞など多数受賞。
近年は幼稚園・保育所、障がい者福祉施設、老人福祉施設など、住まいの設計を原点に人が活き活きと暮らす空間づくりを追求している。