5月22日(火) アメリカの「実験都市アルコサンティー」からお越しいただいたマテオさんとスコットさんが来校されました。建築設計学科の学生のために、アルコサンティーについてお話を頂きました。
「アルコサンティー」とはアメリカのフェニックスから北へ1時間ぐらい車で走らせた砂漠にある実験都市です。1970年代より、イタリアの建築家パオロソレリが提唱するアーコロジー(Arcology=architecture+ecology)つまり資源を使わない無駄のない生活を目指し今も建設が続けられている都市なのです。
現在では、80人以上の人がアルコサンティーに住みながら様々な建築的挑戦を続けています。
今回来日したマテオさんやスコットさんもその一人です。
また、アルコサンンティーは世界中から来たワークショップ参加者の資金により建設されています。ここでは、世界中のワークショップ参加者たちがアルコサンティーの建設に携わり自身の学びを深めています。
世界中の様々な価値観を共有し建築について学ぶことができるのです。
これまでのたくさんのOCTの学生が授業の一環としてアルコサンティーに足を運び、建設に携わらせて頂いています。現在、カリキュラムとしてはアルコサンティーには行っておりませんが、毎年海外研修を通じて外国の建築物・人に触れる機会をもち続けています。
ちなみにアルコサンティーについては、建築史の授業においても詳しく講義されるようです。
今回、今まで授業の一部として学んできたことを、アルコサンティーに住み実際に建設に携わるマテオさんとスコットさんによりアルコサンティーの現状をお話頂くことができ、建築設計学科の学生にとってとても良い勉強になったことでしょう。
マテオさん、スコットさん有難うございました。
アルコサンティーの詳しい内容はこちらhttp://www.arcosanti.orgをご覧ください。