建築学科2年 技術コースの活動報告です。
5月中旬から6月中旬にかけて、OCTの「つながり」から始まった企画。実際の建築現場を訪問し、リアルな実習を行いました。今回の学習テーマは「建築施工管理の仕事」を知ることです。
技術コースの学生は、将来、建築施工管理職を目指す学生のコースでもあります。俗にいう「建築現場監督」です。この職業は、簡単に説明すると、設計図書(設計図)から、実際に建築物を築きあげる仕事です。そして、「施工管理」とは、建物の「品質」・「安全」・「予算」・「工程」を主に管理しながら、建築物を竣工に導く仕事です。
実際のリアルな現場を体験するのが初めての学生たちは、緊張した面持ちで、現場所長の話を真剣に聞き、現場内でのルールや、現場監督の仕事とはどんなものか等、まずは、現場に入場する前の安全教育からスタートです。
現場内では、型枠工事、鉄筋工事の真っ最中で、職人さんのプロの技を拝見し、施工中の現場の中で、「これは何!?」と思えば、すぐに所長に質問する学生たちです。普段教科書で勉強する内容が、その場で実物とリンクする。学生たちは「これのことか〜」、「なるほど〜」など様々に声をあげていました。
外部足場での移動や、ロングスパンエレベーター等、そして、型枠支保工の見学、順に仕上がっていく内装、現場の流れで、躯体工事から仕上げ工事まで、順に体験させていただきました。
最後に、仮設事務所にて、、現場での疑問点を各自質問し、所長が応答する「質疑応答」の時間をもうけ、今日一日の感想ではなく、現場での「?」を各自質問します。所長より、これからたくさんの勉強をしましょう!と建築に携わる人間の心得を伝授してもらいました。
この度の学習では、奥村組土木興業株式会社の皆様にご協力頂きました。ありがとうございました。