インテリアデザイン学科1年生の通年科目に「デザイン基礎演習」というものがあります。
「デザイン」をキーワードに視野を広げ、様々なことに興味を抱くためのきっかけづくりとしての授業です。
さて、今回は導入として、ダンボール箱を使いながらインテリア空間を創造してみます。
大切なことは「光のコントロール」です。光があってこそのインテリア空間です。
先ず、ダンボール箱を密閉し暗闇をつくります。
次に、覗き穴と、内部を満たす光をイメージしながら穴(開口部)を開けます。
そして、屋上に出てから太陽光で確認です。
「ん?お!おれ・・・?」と、様々なリアクションで盛り上がっています。
「穴も大きく、すごく明るい空間では?」と教室では思っていたものが、実は暗かったり、
その逆だったりと、多くの発見があったことだと思います。
たったこれだけの作業ですが、予想外の光でダンボール箱内部が美しく浮かび上がることにも驚いたのではないでしょうか。
だからインテリアのデザインってオモシロイのです。
さて、次はその内部空間に素材を与えて、更に光をコントロールしてみます。
単純な光がどのように変化するのか楽しみです。