現在進行中の春の企業研修ですが、しっかりやっているか様子を見に行ってきました。
今回訪問させて頂いたのは建築構造設計を専門にされている株式会社ユウプラン設計(構造設計一級建築士事務所)。戸建住宅から集合住宅、公共施設、店舗、オフィスなどさまざまな建築物を手掛けられています。参加しているのは建築学科2年生で卒業後は構造設計の仕事に就くことが目標。しかし彼女は建築学科を卒業してから建築士専科へ学内進学する予定。建築士専科は大変忙しく一旦スタートすると他のことに時間をとれないので、この春休みが研修の最後のチャンスと捉えて参加しているようです。
この日は研修の最終日。ワークスペースを覗かせて頂くと、電話対応や真剣な眼差しでCADの図面作業に集中する社員さんが研修生を取り囲み、張りつめた空気の中で研修作業に取り組んでいました。彼女は優秀な学生ですが、社会に出ればひよっこ。もちろん本格的な作業はできないので、簡単な模型を指導係からアドバイスを受けながら熱心に作成していました。実はこの指導係の女性社員さんはOCT建築学科Ⅱ部の卒業生。それもあってか親身に教えて頂いている様子が感じ取れました。また研修生の後ろで電話対応されていた男性社員さんもOCT建築学科の卒業生。そしてその横の新人スーツを着た女性社員さんは今年からこちらでお世話になっている入社ホヤホヤの建築学科卒業生でした。学校関係者としては何とも嬉しい光景で、社員の皆さんに話を伺っている最中も笑顔のシーンが多かったように思います。卒業生が頑張って会社に貢献しているようで安心しました(新人さんはまだまだこれからですね)。
企業研修ではこういった卒業生が在籍しているケースもあれば、もちろんそうでないケースもあります。しかしどちらかというと卒業生が在籍しているケースのほうが多く、卒業生とのつながりでこの企業研修が成り立っていることを研修生も実感していることと思います。受け入れて頂いた企業様、卒業生とのつながりに感謝しつつ、実際の職場で起こっている様々なことをしっかり感じ取り、すぐそこに迫っている就職活動に活かされることを願っています。