——–小谷さんは山口県の出身ですが、なぜOCTを選んだのですか
短期間で技術を身につけられる専門学校への進学は決めていましたが、
山口県内には希望の専門学校がなかったので、福岡か大阪で迷っていました。
結局、姉が大阪の専門学校に通っていたことから、心強いと思って大阪に決めました。
小学校6年生の時に実家を新築して、単純に家ができ上がるって凄い!と思った時から
漠然と建築という世界に進みたいと思うようになっていたんです。
というわけで大阪の建築の専門学校をくまなく調べました。
OCTに決めたのは“ものづくりの学校”というフレーズです。
一生懸命調べたんですけど決め手はシンプルでした。
でも、“ものづくり”っていい言葉ですよね。
——–内定を得るまでの経緯を教えて下さい
5月頃から活動を始めました。まずは履歴書作成から取り掛かりましたね。
並行して会社探しをしていたんですが、当初は大阪での就職も考えていました。
でも春休みや夏休みに帰省すると、やっぱり地元はホッとするし、
何より山口の方が素敵な家が多い!敷地も広いし、純和風な家からモダンなものまで
いろんな家の形、デザインがあります。大阪にもあるけどちょっと・・・。
そして、私が生まれ育った山口県防府市内ではトップクラスの実績がある澤田建設さんへの
チャレンジを決めました。6月に応募書類を提出して8月に内定をいただきました。
——–就職活動で苦労したことは
山口は遠い!選考は夏休み期間中にあったんですけど、説明会は普段の日にあったりして、
学校は休まないといけないし、時間を取られるし、お金もかかるし・・・、大変でした。
実際の活動の中では、周りの友達は履歴書や面接で苦労してたみたいですけど、
私はそうでもなかったです。ただ、澤田建設さんはOCTに求人票を出している会社ではなかったので、
進路支援室の先生も情報が無く、手探りで進めましたね。友達は先生にいろいろ会社のことを聞いて
参考にしていましたから、その点でちょっと不安を感じました。
——–設計という仕事に対するイメージは
やっぱり建築の中の中心の役割だと思っています。
小学生の頃に感じた家ができ上がるという感動を実現させるのが設計の仕事。
製図の授業の中で、自分で考え、図面化していく時にどうしてもうまくいかない時に、
先生がササッと配置を考えて、ピタッとあてはめてくれる、そんな姿を見て
私も先生みたいになりたいと日々思っています。
澤田建設さんは工事が中心の会社です。マンションや公共施設を多くく手掛けられていますが、
やっぱり私が中心となって一から注文住宅を設計したいですね。将来の夢です。
——–OCTのこと、就職のこと、後輩たちへのメッセージをお願いします
OCTは課題が盛りだくさん。考える時間も必要だし、実際の作業時間も多く必要です。
でもそれだけのことを考え、形にするからこそ技術が自分のものになるし、
そういった勉強があるからこそ自分のやりたいことが見えてくるんだと思います。
やっている時は大変としか思いませんでしたが、就職が決まって振り返ってみると
あらためて勉強の“意味”がわかったような気がしました。
来年は二級建築士にチャレンジします。インテリアコーディネーターの資格も絶対にとります。
建築は資格が大事。学校でも教えられたけど、就職面接の時にも言われました。
最後に、就職は早く決められるならできるだけ早く決めるべき!
後回しにしたら大変です。今、卒業制作をやっていますが、就職活動と同時進行になっていたらと思うと
ゾッとします(笑)。
~進路支援室からのメッセージ~
小谷さんは1年以上にわたってオープンキャンパスの学生スタッフを務めてくれました。
彼女の気さくなキャラクターと素敵な笑顔でたくさんの方々がOCTへの入学を決めてくれ・・・たかどうかは分かりません。
でもいつも一生懸命に高校生やその保護者の方々にOCTの魅力を伝えている姿が印象的でした。
そんな小谷さんですから就職活動も全力投球。彼女が言うように、山口県の企業様ということで
我々に情報がなく、力足らずで本当に申し訳ないと思っています。
活動中はそんな素振りは一切見せず、前向きに明るく就職活動を行っていました。
来年以降は澤田建設さんはもちろん、山口県下の企業様から求人票をいただくべく、
進路支援室も小谷さん以上に努力します。