OCTでは今年度の後期より「国語基礎力・数学基礎力&新聞読解力育成講座」と称して、
在校生を対象に基礎学力向上を目的とした講座を開講します。
昨今、学生の学力低下が叫ばれており、OCTも決して例外ではありません。
建築や機械の学びをより充実したものとするために
就職活動対策のために・・・
様々な意味を持った講座です。
しかし、OCTが考えていることの本質はこういったことにあるのではありません。
OCTを卒業した後に待っているのは社会です。会社です。
社会に出れば、会社で働けば、
コストという名の算数や数学、
書類という名の国語、
一般常識、専門知識という名の世の中の動きに関する知識、
こういったものの重要性が格段に高まります。
どれだけ優秀な設計者や施工管理者、生産管理者でも、
これらの力がなければ役には立たない、
重要な仕事が任せられない、
お客様と話ができない、
これではダメなんです。
目の前の勉強や就職を有利に進めたいがための講座ではありません。
学生たちの将来のためにOCTは少しでも役に立ちたい、
学生の将来のためにOCTは義務を果たさなければならない、
という思いです。
OCTの教育理念は”真の仕事力をもつ人材を育成する”という言葉に集約されています。
真の仕事力というのは、
ものすごい設計ができるようになるとか、
何十人もの技術者を束ねられる施工管理者を目指すとか、
オンリーワンのものづくりを実現させる技術者になるとか、
もちろんこれらを目指しているのですが、
でもその前に、技術者である前に、
社会人としての、大人としての基礎力、地力が大事であり、
これがまさしく”真の仕事力”であると考えています。
進路支援室とOCTは”進路”を支援しています。
その支援の中身は広く奥深いものです。